BCPって何?策定してない会社は今すぐに!新型コロナウイルス対策も盛り込んで!事業継続化計画策定のすすめ

今回のコロナウイルス感染拡大は企業の大小を問わず、打撃を与えています。

このような世界規模の感染拡大は、誰にとっても初めてのことです。

会社がとるべき対応によって、従業員の将来も変わってきます。

会社は今、何をすべきなんだろう?

また、今回、出遅れてしまったけど、次に同じようなこと、想定外のことが起こったら、どうしたらいいんだろう?

BCP(事業継続化計画)とは?

「BCP」とはBusiness Continuity Planの略です。

緊急事態が発生したときに、何の事業を優先的に継続、復旧していくのか、従業員の安否確認、取引先への連絡方法はどうするのかを策定することです。

BCP 従業員への連絡リストの作成

コロナウイルスなどの感染症が蔓延したときにも、なるべく事業を継続していくために、従業員リストをつくります。

本来、休みの者にも出社してもらわないといけない事態になるかもしれません。

・氏名・住所・電話番号(固定電話・携帯電話)・メールアドレスなどの一覧を作成し、常に新しい内容にしておきます。

BCP 取引先の連絡先一覧の作成

・自分の事業所にコロナウイルス等の感染者が出たときの連絡(接触した方への注意喚起)

・事業所を休業、または時間短縮営業したときなどの連絡

どんなときに取引先に連絡しておかないといけないかを、あらかじめ考えておくとよいです。

BCP コロナウイルス感染拡大予防による臨時休校などによる人員不足への対策 少ない人員で最優先の業務のみ行なう

日頃から多めの人員配置にしている会社は少ないんじゃないかと思います。

少なくとも、誰かが休んだときに、会社が困らないようにしておきたいです。

各自が日頃、やっている仕事をマニュアル化して、優先順位を決めておくことが大事です。

限られた人員で業務を行うときは、一度落ち着いて、「今やらなくて良いこと」を考えてみましょう。

長期予定表 将来のいつ頃に、なんのリースが切れるか?などの一覧
1年間の予定表 何月頃に、どんな予定があるか?
月間の予定表 毎月の仕事の流れ
1日の予定表 每日行なう仕事の流れ
それぞれの仕事のマニュアル

BCP 従業員がコロナウイルスに感染した可能性があるときの対処法

1日2回朝夕の体温を測定(本人・同居家族)を義務付ける。

各自、朝夕、1日2回、体温測定してもらいます。

発熱者が出た時

その企業で決めた体温以上の者は出社しない。

できれば、その者の濃厚接触者は出社しない。

同居家族が発熱した場合も、出社しない。

検査で陽性が出た時

取引先や濃厚接触者がいる場合、ただちに連絡する。

その者の濃厚接触者は出社しない。



BCP コロナウイルス感染拡大予防のためのマスク、消毒液の備蓄

会社として、お客様や従業員の安全を守らないといけません。

今は、マスクや消毒液は十分ではありませんが、今回のコロナウイルスがおさまって、マスクや消毒液が流通しはじめたら、将来、コロナウイルスのような感染症が流行したときのために十分な量の備蓄をしておきたいと思いました。

理想的にはマスク一人1日2枚として、2枚✕人数✕3ヶ月分、備蓄しておくといいかと思いました。

消毒液は、外勤や配達など、手を洗える環境にない中で、他の人と接する可能性がある業務があるときには、十分量を備蓄しておきたいものです。

また、事業所内の消毒は、ドアノブや机など、手を触れる可能性があるところを1日数回、消毒できるくらいの量を備蓄しておきたいものです。

BCP コロナウイルス感染拡大予防のための海外勤務者の帰国

うちは、海外支店はありませんが、このような事態があったときに、早急に帰国させられるよう準備が必要です。

BCP まとめ

会社経営というのは、今回のような事態になったときに大変なリスクを伴います。

東日本大震災以降、BCPの策定を始めた企業は多いと思います。

今回のコロナウイルスの感染症の件で、あらたな緊急時事態が起こりました。

BCPを策定していない会社は策定し、すでに策定済みの会社は「感染症」という想定外の事態も盛り込んで、なるべく事業を継続するように頑張りましょう!

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