「獺祭のオンライン飲み会」旭酒造コロナ苦境脱出のためのネットを使った試み

2020年2月24日、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による

「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」では、

症状のない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り、回避して下さい。

 

教育機関、企業など事業者の皆様も、感染の急速な拡大を防ぐために大切な役割を担っています。それぞれの活動の特徴を踏まえ、集会や行事の開催方法の変更、移動方法の分散、リモートワーク、オンライン会議などのできうる限りの工夫を講じるなど、協力してください。

ということでした。

また、政府からの臨時休校要請や大規模イベントの自粛要請も続いています。

それによって、給食業者、外食産業、物流、観光業、興行など、ほとんどの人が影響を受けています。

国もいろいろな支援策を打ち出してきていますが、コロナの終息には時間がかかりそうで、おのおのが、コロナが終息しなくても存続していけるように考えて、実行していかないと、いけないような気がします。

そう思っていたら、テレビ東京で、獺祭の旭酒造が「オンライン飲み会」を企画したという特集をしていました。

外食産業が厳しい中、本当に大変だと思います。




「獺祭のオンライン飲み会」開催のきっかけ

旭酒造の去年は海外の売上高が国内の売上高を超える月も出るほど、海外市場が延びてきたそうです。

特に中国での売上は対前年比1.5倍にもなっていたとのこと。

そんな中、コロナの感染拡大で中国への出荷額が前年比6割近く減ってしまったそうです。

獺祭を作っている旭酒造の桜井博志会長が言われるには、先月輸出が40%強、今月80%に減っているそうです。

引用:https://www.asahishuzo.ne.jp/info/information/item_2924.html

パリの獺祭ジョエルロブションは4月15日まで閉鎖だそうです。

「獺祭のオンライン飲み会」2020年3月16日(月)午後8時に開催された

中国では、大人数での飲み会が事実上、制限されているそうです。

2020年3月16日、旭酒造の経営トップが顧客とつながる「オンライン飲み会」が開かれました。

参加チケットがネットで販売されました。

中国だけでなく世界の獺祭ファンが各地で参加したそうです。

参加した上海のあるお客さんの感想は?

「今度友達に進めようと思います。」

「新型肺炎が広がる中で、こんな新しい取り組みが始まって、

今までにない体験ができて、とてもおもしろかった。」

とても好評だったようです!



 コロナ苦境対策 旭酒造会長が考える経営者がすべきこと

日本政府が中小企業に対して、資金繰りの支援策に対する旭酒造の桜井博志会長談

「これはどうしても後ろ向きの支援になるので、なんとも私らには答えられない・・というのがわたしの感想です。

支援の計算をしとる暇があったら、どうやったら、マーケットにスイートスポットがあって、そこに突っ込んでいくかいちばん大事なことなんで、経営者は今、それをやるべきだと思いますけどね・・

みんな初めての事態だと思います。だからこそ、あらゆる小さな工夫をするしかないだろうと思います。そん中から答えが出てくると思います。そこに果敢に突っ込んでいくしかない。

現実、(「オンライン飲み会」)やってみると明るい。一般に言われていることより、個人はまた違う。そこは希望があると思う。

お酒は必ずしも人生に必要なものではないが、人生に彩りをあたえるものなので、これからも皆をニコっとさせるようなお酒を作りたい。」

とても穏やかなやさしい笑顔の桜井会長。




 

まとめ

引用:https://www.asahishuzo.ne.jp/info/information/item_3084.html

公式サイトを拝見すると、コロナが流行る前から、いろいろなチャレンジをされているようです。

・パッケーデザインの公募
・パリにジョエル・ロブション氏との共同店舗を開店
・ニューヨークで醸造所を建設中
・日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー共同制作プロジェクト

特にこの最後の日本センチュリー交響楽団×「獺祭」×オンキヨー共同制作プロジェクトは興味深いです。

既存の曲でない、そのお酒のために作ったオーケストラ作品を発酵中の獺祭に聴かせて醸するそうです。

「一流を超える最上のお酒と音楽を多くの方に全身で味わっていただこう」という企画だそうです。

その曲を聴かせて醸した「交響曲 獺祭 ~磨migaki~」はコンサート会場内で提供、販売される予定だそうです。

とても面白いですね!!

味が違ってくるんでしょうか??

いろいろ、調べていたら、一生懸命考えて、工夫して、さまざまなことをやっている旭酒造さんなので、コロナには絶対に負けないだろうと思わされました 🙂

 

 

 

 

 

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