「嫌なこと日記」を書く効用1
20代の頃、嫌なことがあると、ノートに書き出していました。
なんで、そうしていたのか憶えていないんですが、書きたくなったんですかね?
書いていて、びっくりしたのが、「もしかして、自分の言動が誤解を招いていたのでは?」と分かってくることです。
「あのとき、〇〇が「・・・」と言って、わたしが「・・・・」と言ったら、〇〇が「・・・」と言った。」などと、書いていると、ハッと気づくんです。
絡んだ糸がほぐれていくように、トラブルの原因が分かってきたりします。
悪気はなかったんだな・・とか。
悪気があったとしても、おそらく最初はボタンの掛け違いだったり。
「嫌なこと日記」を書く効用1の具体例
20代の頃の嫌なこと日記は、ここでは公表できませんが、姑に腹が立ったときのことで同じようなことを経験したので、お話します。
姑は近くに住んでいます。
あるとき、我が家にあるようなコーヒーメーカーがほしい。インターネットで買ってくれないか?と言ってきました。
わたしは、いいですよと返事して、週末、丸一日かけて、より良いコーヒーメーカーをネットで探しました。
同じものを注文してもいいんですが、我が家にあるのは、コーヒーを注ぐときにこぼれてしまったりして、使い勝手がイマイチだったので、より良いものをと思ったのです。
マグカップに直接作れるのがいいかな?
水筒に直接作れるのがいいかな?
週末、丸一日かけて、一生懸命、ネットで探したけど、この機能はコチラがいいけど、あの機能はは他の方がいい!なんて思ったら、(わたしが)満足行くものが見つかりませんでした。
↓ こんな感じで、どれも良さそうじゃないですか?
次に姑に会ったとき、
「なかなか難しいですね〜」と言いました。
わたしとしては、1つを選ぶのが難しいという意味で行ったのですが、そのとき姑が、
「いいの。いいの。そんなに欲しくなかったんだから」と言ったんです。
それを聞いて、わたしは、心のなかで、「そんなに欲しくなかったんなら、気軽に欲しいと言わないでよ!」と思いました。
わたしは、そのとき、姑に、やっぱり自分で選んでもらおうと、いろいろなコーヒーメーカーの通販の販売ページの印刷したものを持っていっていましたが、すっかり、見せる気が失せてしまいました。
「探してくれて、ありがとね〜」くらい言えないのかな?と不満がつのりました。
でも、その後、その時の件を思い出して、書き出しているうちに、姑は、「そんなに欲しくなかったんだから、(見つけられなくても気にしないで!)」という意味で言ったのかもと思いました。
わたしも言葉足らずだったし、せっかく調べて印刷したものも見せないで帰ってきちゃったし・・・
一生懸命、丸一日かけて探したことも言ってないし・・・
結構、自分の思い込みで、自分の努力を他の人が気づいていると思いがちです。
自分の期待通りの反応をしてくれないと、冷たい人だとか思ってしまいがちです。
でも、自分の話し方や伝え方が、すこし足りなかったのかもと気付きました。
「嫌なこと日記」の効用の具体例でした。
「嫌なこと日記」を書く効用2
「嫌なこと」があると、なぜか、頭の中で何度も何度も繰り返し、思い出してしまいませんか?
しかし、それを「嫌なこと日記」に書き出すと、頭の中にとどめる必要がなくなる気がするのか、嫌な気分がなくなってきて、スッキリすることが多いです。
頭の中から「嫌なこと」が無くなれば「楽しいこと」「嬉しいこと」の入るすき間ができてきますよね。
本当に、そんな気がして、そうなるので、「嫌なこと」があった方は、何かに書き出してみてください。
(効果は「嫌なこと」の内容にもよると思います。万能ではないとは思うので、その点はご了承ください)
また、よかったら、昨日書いた「高齢の義父母と上手くつきあう方法」もよんでください!
(おわり)