高齢の義父母と上手く、つきあう方法

ここのところ、義父母との付き合い方で、なかなかいいなと思っている方法をご紹介します。

義父母に限らず、上司だったり、夫だったり、友達だったり、誰に対してもいい方法かもしれません。




高齢になると、愚痴が多くなりがちです。

「長生きなんかするもんじゃない」
「はやくお迎えに来てほしい」

年をとると、あちこち痛くなったりします。
体が思うように動かなかったりします。
入れ歯が合わなくて、硬いものが食べられなかったりします。
トイレも近くなって、漏れてしまうことも多くなります。
耳も遠くなります。
記憶力も悪くなります。

同居はしていないけど、近くで見ていて、「歳をとるって大変なんだなあ!」と、つくづく、感じさせられています。

「大変だなあ!」とは思うんですが、そうは思っても、言葉がけは気をつけたほうがいいと感じます。

「大変ですね〜」と言われたときに、自分の大変さをわかってもらえた!と良い方向に向かうこともあります。

でも、「本当にわたしは大変なの」と、大変なことばかりに気持ちが行ってしまうと、心まで暗くなってしまいます。
不満もどんどん増えてしまいそうです。
愚痴が増えてしまうと、まわりのヒトも近寄りがたくなってしまいます。

義父母に具体的にして欲しいことを聞いてみる

愚痴を言われたら、大変であることに共感しつつも、「わたしにできることはありますか?」と具体的にして欲しいことを聞いて、やってあげるのが良さそうです。

聞いてみると、意外と想像とは違うものです。

我が家の場合は、わたしは手料理を持っていったり、一緒に食事をすることが喜ばれるんじゃないかと想像してましたが、よくよく聞いてみると、コンビニのうどんが食べたかったり、マイペースで一人で食べたかったりしたみたいです。

申し出を断られると、理由が分からないうちは、腹も立ちましたが、だんだん分かってくると、それだけをすればいいので、楽になりました。




義父母と会話するときは、明るく高めの声でハキハキと話す

わたしは、ここのところ、義父母と話すときは、ワントーン高く大きい明るい声で話すようにしています。

電話に出るときも、そうしています。

明るい声って、不思議な力がある気がします。

気持ちが沈んでいて、そんな気になれないときでも、とりあえず、大きい声でハキハキと明るい顔で話してみます。

なぜ、そうするようになったかというと、息子がそうやっていたからです。

久々に帰省したときに、明るい声で前向きな話をする息子を見て、愚痴を言ったり、暗い顔をするのができなくなりました。

ついつい、自分も前向きなことを、つられて言ってしまっていました。

考えてみたら、世の中のメディアは暗いことばかり言いますが、それに従うことはないですよね。

世の中、どう変わっていくかは誰にも分からないのです。

現に、コロナで日経平均株価が大きく下がるのではないかと、昨年、想像しましたが、今もまだ高いままですよね。

義父母の話を否定しない

どんなことを言われても、「そうなんですね〜」と一旦受け止めます。

で、返答に困ったときは、「どうしたら、いいでしょう?」と逆に聞いてみたりします。

高齢者に限らず、自分の話を否定されたら、嫌なもんですよね。

「そういう風に思ったんですね?」

というくらいにとどめています。

聞かれたら、自分の意見をいうくらいにしています。

ただ、これらは、一番、自分が最終的に楽にストレスなく暮らすために自然にやっていることです。

「本当はこう思う」ということは、たくさんありますが、ヒトはなかなか、誰かから言われても変われるものではないと感じています。

ヒトの生死に関わるような重大なことでなければ、その場その場で、「オウム返し」(相手の言葉を繰り返す)で、会話しています。

で、だんだん自分の印象がよくなってきて、いい関係性が築けてきたら、本音を話せたり、何かを注意したときにも聞き入れてくれるような気がします。




 

 

 

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