2020年5月20日ハートネットTVで義足のダンサー「大前光一さん」が紹介されます。
大前さんは、23歳のとき、劇団の最終試験の前日に、交通事故に会い、左足を失われました。
その4ヶ月後に義足で練習を再開したけど、ダンサーとして迎えてもらえるところは無かったようです。
大前光市さんのプロフィール
生年月日 | 1979年9月27日(40歳) |
出身 | 岐阜県下呂市 |
血液型 | O型 |
高校 | 岐阜県立益田高等学校 |
大学 | 大阪芸術大学 |
新しい作品には新しい義足で臨むそうです。
いつもできることをやっても面白くないそうです。
たとえ、足を痛めたとしても、「だめだったら床でおどったらいい」そうです。
そういう考え方があるんだ!と目からウロコでした。
大前光市さんの人生を大きく変えた出会いとは?
静岡県で活動する舞踊家「佐藤典子さん」が、大前さんの舞台を見たときに、運命を感じたそうです。
ダンサーを志していた佐藤さんのお嬢さん「美砂さん」が、骨肉腫で左足を失い、その2年後亡くなってしまったそうです。
その娘さんが、もしまだ生きていたとしたら、足を失っても踊りの世界にいるだろうかと何十年も頭の中にあったそうです。
「人間は生まれたときに、その日とその人の台本を持って生まれてきている
神様がお決めになったことだから、私達の力ではどうにもならない
そう決められた運命ならば、自分でその道を歩んで見せる
自分らしく生きてみせる
わたしならそう願いたいし、あなたにもそうしてほしいからそういう踊りにしようよ」と、
大前さんを主人公にした作品「金糸雀」を作り、上演したそうです。
足がないということをあからさまに見せてしまう作品です。
足がないことを試しに見てもらったら、すごく魅力的だとたくさんの人に言われたとのこと。
そこから、それをさらによくしていくために、何しようか?俺って楽しみだなと可能性のほうにシフトできたそうです。
「七感で楽しむシアター」とは?
東京藝術大学で2011年から「芸術を通して全ての人が交流するイベント(藝大アーツ・スペシャル ~ 障がいとアーツ)」が毎年開催されていました。
9年目に、それを昇華させた新企画として開催されたものです。
第2部が、大前さんと、世界がもっとも注目する作曲家「藤倉大」さんとのコラボでした。
「たたく」「はじく」「さわる」など音の質感ごとに違うキャラクターの楽曲がコラージュされたとのこと。
七感を刺激する前代未聞のパフォーマンスだったそうです。
過去に義足が床に着地する音が耳障りだと言われてきたそうです。
でも、見せ方を工夫すれば、その音も「表現になるはずだ!」とのこと。
そのパフォーマンス、見てみたいですね!!
大前光一さんのブログは?
4月24日のブログのタイトルは「「圧」でからだを働かせる」でした。
からだへのアプローチがうまい人というのは、体の内側に対して圧をかけて、そこから体を働かせているということです。
なんとなく、イメージができます。
上手い人は「能動的受け身」で動かすそうです。
そうなんだ〜!と思いました。
これは、何にでも応用できる気がします。
「圧からからだを動かせるようにするための商品」とは?
次のものを、ブログですすめられています。
大前光市さんのマンツーマンのオンラインレッスンはいくら?
1時間8千円だそうです。
コロナの影響で、できなくなったことも多いですが、マンツーマンでオンラインでレッスンが受けられるというチャンスは、コロナのお陰です。
遠方でダンスをされている方、とてもラッキーですね。
人生、悪いことばかりではないんだということをあらためて感じました。
大前光一さん まとめ
感情表現がとても細やかな大前さん。
体操、武術、ダンスに取り入れられるものは何でも取り入れたそうです。
踊りの美しさ、しなやかさ、力強さ(素人のわたしが言うのもなんですが(汗))、義足であることがハンデでないんだということを知りました。
ダンスをするにあたって、障害は関係ないと感じさせられます。
というか、むしろ武器なんですね。
障害を利用して、義足で音を鳴らしたり、普通の足より長い義足を付けて踊ったり・・・
義足がうらやましくなってしまうダンサーも多数おられるのではないかと思いました。
2020年5月20日に本も出版されました。
これからの大前さんの活躍から目がはなせません。