寒いところに出ると、血管が縮んで血圧があがりますよね。
急激に血圧が上がると、脳出血や心筋梗塞の危険性が高まりますよね。
なので、できるだけ、急激な寒さにあたらない方法をまとめてみました.
高血圧の人の冬の対策 入浴
入浴前
・血圧をはかる
東京都市大学などの研究グループによる調査で
「入浴事故が起こる危険性は、入浴前に最低血圧が100mmHg以上だと14倍以上、最高血圧が160mmHg以上だと3倍以上に高まる」とのことです。
血圧が高すぎるときは、入浴を控えておく方が良さそうですね。
水分をとる
入浴すると、かなりの汗をかき、体から水分が奪われると聞いたことがあります。
水分が奪われると、血液の粘度がたかまるようです。
血液の粘度が高まると脳梗塞や心筋梗塞になる危険が高まりそうです。
なので、入浴前は水分をとっておいて、そのリスクを下げておきたいですね。
・脱衣所を温めておく
服を脱ぐときに寒い空気に触れると、血圧が上がる可能性があります。
脱衣所に電気ストーブ(近くに燃えやすいものを置かない)などを置いて、あらかじめ温めておくのも良さそうです。
・お湯を張るときに、風呂のドアを開けて、「脱衣所を風呂の湯気であたためる」という方法も良さそうです。
入浴中
半身浴
半身浴がいいと言われています。
胸までお湯に浸かってしまうと、心臓に負担がかかってしまいます。
肩が冷えるときは、タオルなどをかけて温めると良さそうです。
入浴中
風呂桶にフタを渡して、その上に両腕をのせて、入浴するのが良いようです。
万が一、意識を失ったときでも、溺れて命を失うというリスクを減らせるようです。
入浴後
・なるべく寒い空気に触れないように、すばやく服を着ると良さそうです。
・入浴中に奪われた水分を補給するために、水分をとるとよさそうです。
高血圧の人の冬の対策 家の中で
上履きを履く
裸足で家の中を歩くとき、家の作りによっては、廊下が冷たくて「ヒヤッ」とする、とかがありますよね。
なので、上履き(スリッパは転倒のリスクがあるかもしれないので、かかとのあるものがいいかもしれません。)や暖かい靴下を履いて、家の中を移動すると良さそうです。
冷たい水に触らない
冷たい水を触ることで、ちょっと血圧が上がるようです。
お湯が出るときは、お湯で手洗いや洗い物をするなど、したほうが良さそうです。
高血圧の人の冬の対策 家の外で
帽子やマフラーで首や頭を覆う
視界をさえぎらないように注意しつつ、帽子やマフラーで首や頭を覆うと、外気の寒さから守られます。
高血圧 冬の対策 まとめ
暖かい季節には、血圧がコントロールできていても、冬に血圧が高くなるという人は多いと思います。
寒さに触れる場面を想像して、それを回避する方法をひとつひとつ、考えて、対策をとっておくと、合併症(脳卒中や心筋梗塞)を起こすリスクを減らせるようです。
ほんのちょっとのことの積み重ねを大事にしたいと思っています。
※ このブログは個人のブログなので、あくまで、自分や自分の家族の対策として、書いております。
ご参考程度にとどめてください。
対策は、それぞれの家庭やお仕事の状況などによって、変わってくると思います。
医師などの指示や指導を優先してください。