きのうの続きです。
わたしは、帯状疱疹でとても痛い思いをしました。
発症を予防できるなら、したかったです。
(後遺症はのこっていません)
当時は、免疫を抑える薬を使用している人は、帯状疱疹ワクチンを打てませんでした。
(当時は、生ワクチン1種類しかありませんでした)
また、帯状疱疹になるなんて、夢にも思わず(可能性は大いにあったのですが)、かなり無理のある生活をしていました。
10連休があったために連休中は1日も休まずあちこち出かけ、連休前後は、休日の分の仕事がたくさんあり、めちゃくちゃでした。
以下の内容は、間違いがないように、注意して記載していますが、専門家でない私が記載しているのと、情報も古くなっていくことが考えられるため、実際にワクチンを打つかどうかを決定する際は、最新の他の医療サイトも参考にされ、かかりつけの医師などにもご相談ください。
帯状疱疹の発症しやすいのは?
発症のきっかけは、はっきりとは分かっていないようですが、免疫の働きが低下すると、帯状疱疹が発症しやすくなるそうです。
たとえば、以下のようなときに免疫の働きが低下します。
1.過労やストレスがある
2.加齢(50歳以上)
3.がん、糖尿病、関節リウマチなど免疫の働きが低下する病気にかかっている
4.ステロイド薬、免疫抑制剤、抗がん剤など、免疫の働きが低下する薬剤を使っている
※紫外線もきっかけの一つになるようで、スキーに行ったときとか、紫外線が強くなる春〜秋に発症する方もおられるようです。
2016年のNHKの「きょうの健康」によれば、男女とも50代から帯状疱疹の発症が急増するそうです。
50代
男性:1000人あたり4人、女性:1000人あたり6.5人
70代、
男性も女性も1000人あたり8人にもなります。
これらに当てはまる方は、帯状疱疹のワクチンを打っておいたほうが良さそうです。
発症を防げたり、発症したとしても、重症化を防げると思います。
なので、わたしは身近な人にはおすすめしています。
帯状疱疹を悪化させないための5か条
1.発疹を見つけたら、すぐに皮膚科や内科を受診する。
受診して、「ただの発疹だ」と言われても、原因の分からない痛みに伴って、発疹が出ていたら、なるべく早めに他の病院でも見てもらったほうがいいのではないかと、個人的には思います。
2.発疹が出て3日以内に抗ウイルス薬を飲み始める。
もし、それが休日や夜間だったりしても、なるべく早く受診して、早く診断・治療を受けることが大事です。
地域の休日当番医や救急外来などを受診してでも治療を早く開始することを優先してください。
3.症状がおさまっても、薬は7日間、のみつづける。
4.発疹が出ていなくても、痛みが激しいなら、内科やペインクリニックへ
5.しっかり休養する(できれば仕事は休む)
ワクチンは2種類ある(比較)
日本人では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹にかかると言われています。
帯状疱疹は水痘(水疱瘡)ウイルスで起こる病気なので、水疱瘡にかかったことがある人なら、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得しています。
しかし、免疫は時の経過に伴って弱まってしまうので、あらためてワクチン接種で免疫を強化して、帯状疱疹の発症を抑えます。
以下に2つのワクチンの比較表をのせておきます。
水痘ワクチン | シングリックス | |
種類 |
弱毒化ウイルスの 生ワクチン |
不活化ワクチン |
回数 | 1回 | 2回(2ヶ月以上6ヶ月以内の間隔をあけて) |
効果 | やや弱め 50~60% |
非常に強力 90%以上 |
持続期間 | 5年程度 | 9年以上 |
副反応 | 軽いことが多い(接種部位の痛み、腫れ、発赤) 3日から1週間で消失 |
接種部位の痛み、腫れ、発赤、筋肉痛、疲労感、頭痛などの全身症状が出ることもある 3日から1週間で消失 |
免疫機能低下の人や 免疫抑制治療を受けている人 |
使えない |
|
価格 | 8,800円くらい |
2回で4万4千円くらい |
※ 価格は、地域によっては、補助があることもあるので、お住いの地域の自治体に聞いてみたほうがいいです。
帯状疱疹のワクチンを用意していない医療機関もあると思うので、まずは電話などで問い合わせてみてください。
帯状疱疹は1回かかったら、次はかからないのか?
帯状疱疹は、1回かかったら、もう次はかからないの?
帯状疱疹、2回以上かかることもあるようです。
だから、わたしは、帯状疱疹にかかったけど、次はかからないように、免疫を抑える薬を飲んでいる人でも使える「シングリックス」を打ってもらいました。
わたしが帯状疱疹になる前には「シングリックス」は発売されていませんでした。
値段は2万円と聞いていたので、2回で2万円と思っていたのですが、実際は一回2万円、二回で4万円だったので、ビックリしてしまいました!
でも、効果は強く、持続期間も長いようなので、今後もう一度帯状疱疹にかかって、帯状疱疹の後遺症で悩まされることを考えたら、早めに打つことで、それを回避できたと考えられるので、良かったです。
他ワクチン(新型コロナウイルスワクチンなど)との間隔
※ 他のワクチン(新型コロナウイルスワクチンなど)と、いくらかの間隔をあけないと打てないと思うので、他のワクチンの接種を予定されている方は、その時期も考え合わせて計画されるといいと思います。
帯状疱疹は発症部位によっては、目や耳にも障害を起こす可能性がある
帯状疱疹ウイルスは神経の流れに沿って、障害をおこします。
障害は頭や顔にでることもあり、目の周りに出れば、視力低下や失明につながることもあり、耳の周りに出れば、難聴、耳鳴り、めまいにつながることもあるそうです。顔面神経麻痺になることもあるそうです。
運動神経を障害されたら、腕があがらなくなるとかおしっこが出にくくなるという合併症があらわれることもあるそうです。
50歳以上の方、帯状疱疹ワクチン検討してみてはいかがでしょう?
今日もお読みいただき、ありがとうございました!