女性の役割について
そういうご家庭多いんじゃないかな〜
根強い男女差別
独身時代
・実家で暮らしていたときは、父が「男女は平等だ!」と言って、母がわたしにばかり家事を頼むのを阻止してくれていました。
(料理は母がしていましたが・・・)
・大学卒業後に努めた会社では、同じ大学から入社した男性が数ヶ月も専門的な研修があるのに比べて、女性は電話をとったり、きれいな字を書くドリルの練習程度の1週間程度の研修でした。
・女性はお茶当番があって、交代で早く出勤して、出勤時や午後3時にお茶を入れて、配りました。
(しかし、入社2年後くらいに、給茶機が設置され、飲みたい人が自分でお茶を入れる方式に変わりました。)
結婚後
結婚後は料理が私の役割となり、育児も主に私の役割となりました。
夫は、夕食後、スポーツクラブに毎日欠かさず行ってしまうんですよね。
すごく、不満でしたが、うまく丸め込まれてました。
でも、耐えきれず、週に1回習い事など入れて、夫に子供をみてもらい、育児の大変さを分かってもらおうとしました。
(でも、実家に帰って、義母に一緒にみてもらってたりして、そんなに大変そうじゃなかったのが悔しい・・・)
約30年前、子育てが始まった頃、世の中は、保育園に子供を預けて働くお母さんを非難するような人もいる時代でした。
世の中には、人種差別とか、いろいろあると聞いていたけど、初めて、そういう差別を自分のものとして、感じたものです。
なんか、言葉にできない、悶々とした思いがありましたが、そんなときに図書館で手にしたのが、この「松田道雄の続・安心育児」です。
「松田道雄の『続・安心育児』」から、印象的な言葉
その中から、印象的な言葉を書き出しました。
夫はかしこくて親切であっても、これから先の長い人生に、妻が自立した人間でないといろいろこまったことができます。
食わしてやっているのは俺だという気持ちから、勝手に職場をかえられたり、夫の父親が病気になったからといって、一存で両親をひきとったりすることがないといえません。
そうなったとき、妻がそとで仕事を持っていないと、どんな弱い立場に立たされるかを、よく考えないといけません。(略)
やれるところまでやったと思うのが女の方だけで、男は関係のないところにいるのだったら、それはまだやれるところまでやっていません。(略)
男のいばっている社会で、とにかくそとで働く場所を持っていることは、自衛の武器を手にしているのです。武器のあるうちに、夫に世の中が変わったことを説得なさい。」
まとめ
当時、松田道雄の「続・安心育児」を読んで、わたしは、なぜ自分が悶々としていたのかという理由がわかりました。
そして、仕事は続けよう。
女性だからといって、重いものを男性に持ってもらうなどは慎もう、と思いました。
家庭内では、不公平だ、不平等だということをとりあえず訴えました。
訴えは、却下されたり、なかなか改善されないこともありましたが、あきらめず、とりあえず、子供が自立するまで頑張ってみようと思って(もう、子供は自立しました)今日に至ります。
夫は、料理はしないけど、洗濯物を畳んだり、ゴミを捨てたりしてくれるようになってきています。
結婚して、約30年経ち、まだ家庭内の男女の不公平や不平等は減りはしてもなくなってはいません。
義父からの頼まれごとも私ばかりで、不満はあります。
でも、具合が悪い義父の用事を、夫と私とで押し付け合うのも、義父がかわいそうな気がするので、とりあえず、荒波立てずにやっています。
(納得しているわけではないので、一応、そのたびに夫には伝えています。怒ると逆ギレされるので、怒らず冷静に伝えます。逆ギレする意味が全く分かりませんが・・・)
今日もお読みいただきありがとうございました!