賃貸業をされている方、何のトラブルもないという方はいないと思います。
家賃収入を老後の収入源として考えていたのに、思いもかけないトラブルで、かえって出費がかさんでしまった!不快な思いをした!大事な時間を多く費やしてしまった!なんて、絶対に避けたいですね。
この本は、前に図書館で目に入って、手にとって読んでみたら、とても面白くて、その日に読み切ってしまいました。
それから、この本の著者「太田垣章子さん」のブログをずっと読ませてもらっています。
賃貸トラブルを解決するのがご専門の司法書士さんです。
この方に相談したら、何でも解決しそうな気がします。
また、ブログを読んでいると、頑張りが伝わってきて、「それだけ頑張っているから、困難な事件がより良い方向に解決するんだなぁ!」と感心してしまいます。
図書館で、この本に出会えてよかったなぁ!と思っています。
そして、この方の著書を、いつも読めるように手元に置いておきたい、全ての方におすすめしたい!と思ったので、ご紹介します。
「2000人の大家さんを救った司法書士が教える賃貸トラブルを防ぐ・解決する安心ガイド」をおすすめしたい方
1.今、賃貸業をしている方
2.不動産会社に勤めている方
3.親の相続などで賃貸業をする予定がある方
「2000人の大家さんを救った司法書士が教える賃貸トラブルを防ぐ・解決する安心ガイド」をおすすめする理由
1.「満室にすることよりも、いい入居者を確保することが大事」その理由と、そのための方法が書いてある。
空室を心配して焦ってはいけないのね
2.オーナーチェンジ物件の場合、入居者の必要書類が揃っていることが大事である。
きちんと揃わないまま、鍵を渡してしまうと、ずるずると書類を提出しない人がいるとか・・・
3.書類が偽装されていないか、確認する方法が書いてある。
4.「交渉事は力で押すと力で跳ね返ってくる」ので、絶対に力で押さないこと。
他の交渉事にも参考になりそう
5.手紙も強い口調で書かないこと。
知らなかったら、ついつい強い口調で書いてしまいそうです
6.早い解決のため、まずすることが書いてある。
7.犯罪に狙われない物件にする方法が書いてある。
8.契約の更新時に行なうと良い工夫が書いてある。
9.トラブルがある賃貸契約書の特徴が書いてある。
10.入居の申込みがあったときの家主ができるチェックの方法が書いてある。
11.外国籍の賃借人とトラブルにならない工夫が書いてある。
12.著者の太田垣章子さんが現場で得てきた(法律論だけでない)ノウハウが書いてある!
まとめ
賃借人に滞納があったとき、多くの人はまず、何をしたらいいのか分からないと思います。
滞納している人に子供がいたりすると、その子供のことを思ったら、ずるずると時間が過ぎてしまうといったこともあるようです。
でも、ずるずると時間が過ぎてしまうことは、滞納者の滞納額を増やしてしまうことでもあります。
また、それで味をしめ、同じことを繰り返してしまうことがあるかもしれません。
そういう意味では、滞納者に対して、きちんと対応する(あきらめないで、分割でも払ってもらうなど)ということは、滞納者にとっても長い目で見たら、とても良いことです。
この「賃貸トラブルを防ぐ・解決する安心ガイド」には、法律に基づいて、行動すべき時の目安や具体的な方法が書かれています。
31の事例はとても分かりやすく、スイスイ読めますよ!
読んでいると、いろんなトラブルがあり、ビックリしてしまいます。
でも、トラブルを先に知っておき、対処することで、無用のトラブルを防げるんですね!
この本を読んで、良かったな〜。と思いました。
ぜひ、賃貸経営に携わる人、これから携わろうと思う人に読んでいただきたい一冊です!
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