「ふるさと納税」って、『やらないと損!』みたいに言われることもありますが、どうなんでしょう?
よくよく、考えてみました。
ふるさと納税、得か損か? シミュレーション 1万円
ふるさと納税は、「2,000円の自己負担で、ふるさと(自分の済む自治体以外)を応援できて、返礼品をもらえる制度です。
2017年4月から、返礼品の「返礼率(還元率)は3割以下に統一しましょう」ということになっています。
ふるさと納税で1万円納税してみる。
たとえば、10,000円分を納税します。
返礼品がくる
10,000円のふるさと納税をしたら、3,000円以下の返礼品が届くと考えていいと思います。
返礼品が届くことを、入金としましょう。
(1万円の3割程度のものが、届いたとして、3,000円の入金とします)
税金の優遇がある
確定申告することで、「自己負担金2,000円」をのぞいた分、ここでは、
10,000円-2,000円=8,000円が戻ってきます。
(所得税の所得控除+翌年の市民税の減額によるので、実際にお金が戻ってきた〜!という感じではないですが・・・)
確定申告しないタイプの納税の仕方もありますが、金額的には同じことになります
差し引きして、得なのか?
出金:10,000円(ふるさと納税)
入金:3,000円(返礼品)+8,000円(所得税の所得控除と翌年市民税の減額))=11,000円
なので、10,000円のふるさと納税をすると、ふるさとの応援ということを別にして、金額的に損得で考えれば、1,000円の得になります。
確定申告の手間ひまなどは考慮に入れていません
ふるさと納税、得か損か? シミュレーション 2万円
2万円ふるさと納税すれば、
(2万円の3割)-2,000円
=6千円-2千円
=4千円
ふるさと納税、得か損か? シミュレーション 3万円
3万円ふるさと納税すれば、
(3万円の3割)-2,000円
=9千円-2千円
=7千円
ふるさと納税、得か損か? シミュレーション 10万円
10万円ふるさと納税すれば、
(10万円の3割)-2,000円
=3万円-2千円
=2万8千円
ふるさと納税シミュレーションまとめ
やはり、たくさんふるさと納税するほうが、お得なようです。
まあ、たくさん、ふるさと納税できる方は、もともとたくさん税金も払っているということですから・・・
ふるさと納税の際の注意点
ふるさと納税できる額の上限に注意!
収入によって、ふるさと納税できる額に上限があります。
ふるさと納税サイトなどで、上限額のシミュレーションをやって確認しておきましょう。
それを超えたら、思わぬ大きな出費になってしまいます。
それでも、ふるさとを応援したい!という気持ちなら問題ないですが・・・
ふるさと納税の返礼品の額に注意!
納税額の3割以下ということを忘れずに。
すごく高額なものをもらえた〜!と思って、アマゾンとか楽天とかのサイトを見たら、同じものがとても安く売ってたりします。
自己負担、たったの「2,000円」でお礼の品がもらえた〜!
と思っていないと、ちょっと損した気持ちになってしまうかもしれません。
ただ、この機会に、いろんな土地の美味しいものとか食べてみたりするのは楽しいですよね。
わたしも、日ごろは絶対に買わない、高級ぶどうとか、国産うなぎを返礼品に選んでみましたよ〜
今日もお読みいただき、ありがとうございました!