学校の成績が上がらない(物事がうまくいかない)ときに確認したいこと

学校の成績がふるわなかった理由

学校の成績が上がらなくて困っている方は多いのではないかと思います。

わたしもそうでした。

約40年前の話ですが、わたしの成績がアップして、希望の大学に合格した時のことをお話します。

 

今から振り返れば、なぜ高校2年まで成績が上がらなかったかということが分かります。

理由を上げてみます。

1.将来の目標やなりたいものがなかった。

2.家での学習習慣がなかった。

3.塾に行けば成績が上がると思っていた。

4.良さそうなものにあれこれ手を付けていた。

 

子供の頃、わたしの両親は子供の教育には熱心(塾にお金をかけるのはいとわない)でしたが、勉強のやり方を教えてくれたことはありませんでした。

 

父は、「もっと勉強しておけば良かった」が口癖でした。

自分自身、勉強のやり方が分からなかったのだと思います。

 

わたしが塾に行きたいと言ったら、行かせてくれました。

 

塾のパンフレットって、塾に入ったらやる気が出て、グングンと成績が伸びそうな気がしてきませんか?

 

中学生の時に、わたしは、自宅学習もせずに塾に通っていましたが、まったく成績がのびませんでした。

 

有名塾の日曜テストコースに片道1時間半もかけて通って、往復の電車通いで疲れちゃいました。

 

有名塾に通っているだけで、満足していたというか・・・

 

今なら、そんなんじゃダメに決まってる!って分かりますが。

 

勉強する習慣もないし、家ではテレビを見てゴロゴロしちゃうんですよね。

 

で、夜になったら風呂に入って床につき、翌朝になって当日の学校の支度をし始めて、足りないものに気づいたり、宿題やってないのに気づいたり・・・

 

とにかく、バタバタでした。

 

今から思えば、帰宅したら、まずカバンをあけて、明日の用意をする、宿題もする、という習慣があったら良かったなと思います。

 

賢い人は、そうやっていたのでしょうが、わたしはできませんでした。

 

ただ、読書の習慣があったので、小学校の成績はまあまあでした。

 

今から考えると、学研マンガの秘密シリーズは学校の勉強の予習になってたのかな〜と思います。

 

 

 

  
自宅学習の習慣もないまま、高校2年生の秋になりました。
 
 
父は、自分が勉強しなかったせいで、有名大学に行けず、大手企業にも就職できず、自営業者とならざるを得なかったことを、とても悔いていました。
 
 
そして、子供が勉強するように仕向けたいと、そういう情報を集めるのには熱心でした。
 
 
父が集めた情報によると、子供には「勉強しろ」と言わないほうが、子供は勉強するようになるらしいです。
 
 
でも、わたしがいつまでたっても勉強するようにならないので、とうとう高校2年の秋に父が将来についての話を切り出しました。
 
 

 
それをきっかけに、わたしは勉強する習慣ができて、勉強し始めには思いもしなかった大学5校のうち4校に合格し、大学で学んで、希望する職業につくことができました。
 

勉強のやる気を出させるために父が切り出した話

 
勉強のやる気を出させるために父が切り出した話は次の通りです。
 
1.出産育児で仕事を休んでも、仕事に復帰しやすい仕事がいい。

2.男女差別をされない仕事がいい

3.あと1年間の受験勉強では国公立は無理だから、受験科目が3科目しかない私立に焦点をしぼれ

4.大学受験日までは、受験科目以外は一切しなくていい。

5.教養をつけること(新聞を読むなど)も、女性らしいこと(料理や裁縫)も、今はやらなくていい。大学に合格したあとでも間に合う。大学の受験勉強は今しかできない。

 
子供の頃から、なりたいものが全くなかった私ですが、父との話で、目標学部(医療系)を決めました。
 
 
目標が、当時の自分からしたら、かなり難しいと感じましたが、「受かったら、嬉しいな〜!」と思える高めの目標だったのも良かった気がします。
 
 
考えてみたら、合格しても嬉しくない学校だったら、勉強する気も起きないですね。
 
 
そして、なんとなく、1年間3科目だけをテレビも見ず、新聞も読まず、遊びにも行かずにやっていったら、できるのではないか?という気がしてきました。
 

 

目標が決まって、決意ができてから取りくんだこと

 

目標がきまってからは、以下のとおりに取り組みました。

 

1.「〇〇大学合格大作戦」のような合格体験本を買って読んだ。

2.本に書いてある合格体験記ですすめられている問題集などを買った。

3.合格体験記には、あれこれ手を付けてはいけないと書いてあったので、あれこれやらないことにした。問題集は1科目に1冊(英語は英単語や英作文、例文集と3冊買いましたが・・・)

4.自分の性格からして、自宅ではゴロゴロしてテレビを見てしまうので、なるべく人前で勉強することにした。(電車の中や、始業前や休み時間の学校の教室で、ひたすら勉強した。)

5.どうやったら、今までと違った結果を残せるかを考えて工夫した。

6.電車の中で、立っていても勉強できるように問題集を章ごとに切り離して、片手で持ちやすくした。

7.10分しかのらない電車でも、「10分で5問の問題を解ける」と考えて、時間を無駄にしないようにした。

8.勉強の合間の休憩時には、モチベーションをあげる「〇〇大学合格大作戦」を読んだ。

9.受験に関係のない授業のときには、こっそり受験科目の勉強をした

10.遊びに誘われても、「これで落ちたら後悔する!」と思って、全部断った。
(クラスのクリスマス会だけ参加した)

11.一度できた問題は、問題番号に○をつけて、二度とやらないようにした。

12.受験までに、できなかった問題だけを繰り返して、3回問題集をやることにした。
(3周目はできなかった問題だけなので、早く終る)

13.英単語などは、毎日新しいことだけを学んでいたら忘れてしまうことは経験から分かっていたので、日々、覚えたものに新しく覚えたものを追加していくようにした。

14.塾の宿題もあり、学校の宿題もあり・・・などとしていると、できなかった所を覚えたり、理解したりする時間がなくなってしまうと思ったので、塾や夏期講習などには行かなかった。

15.試験慣れするために模擬試験はたくさん受けた。

16.模擬試験など、やった問題の中でできなかったものは、あとから答えを隠して、その場で解いてみて、できなかったら、日にちをあけて、やってみて、またできなければ、日にちをあけてやってみるようにした。

17.できないことを、どんどんつぶしていくことを優先して、あれこれやらないようにした。

18.問題以外の文章など、意味が分からないことは全部調べて、横に書いておいた。

19.その学年のものが分からなければ、わかるところまで学年をさかのぼって、そこからスタートする。

20.問題集は分厚いものを1回やるより、薄いものを何回も繰り返す

 
 

ガリ勉生活を始めて交友関係は大丈夫だったのか?

わたしの行った高校は、休み時間に勉強しているような人はあまりいなくて(まわりが見えてなかったので、よく分かりませんが)、のんびりしていました。

 

なので、朝早く登校して、休み時間もなりふり構わず勉強し始めたら、目立ちました。

 

当時、スイッチが入っていたので、「ガリ勉で嫌われてもいい。友達がいなくてもいい」と思っていたのですが、不思議なもので、逆に、まわりから話しかけられるようになりました。

 

高校時代の友達とも今だに交流があります。

 

頑張ってると人が近づいてくるんだな〜ということが分かりました!

まとめ 学校の成績が上がらない(物事がうまくいかない)ときに確認したいこと

「今、頑張らないと俺みたいになって一生後悔するぞ!」と父が心配して、きっかけを作ってくれたおかげで、今の時点では、中学校のころに思っていたよりいい人生になっているのではないかと思っています。

 

勉強や学歴が大事というわけではないですが、何かをやりたいときには集中してやることが大事なんだということは分かりました。

 

もう、受験はありませんが、うまくいかないことはたくさんあります

 

ただ、大学受験のときのように集中して、いろんなことを犠牲にして取りくんでいるか?と問われると、そうではないことに気づきます。

 

学校の成績が上がらないときや、物事がうまくいかないときは、そこを確認してみたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

 

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